シャクナゲ

シャクナゲの花期

比良のシャクナゲの花期は、5月の第2週から3週にかけての頃だと、だいぶ前に山仲間から聞いたことがありますが、最近は暖冬の影響でゴールデンウィークの頃にずれ込んでいるように思われます。
ややもすると、早い年にはGWの後半にはもう盛りを過ぎてしまった年もあります。
それでも今年は従来の時期が見頃でした。前回のハイキングはどうでしたか?
筆者は、もう10年以上前になりますが(1992年)、白滝谷から汁谷にかけて、それは見事な花、また花の連続を体験しました。 地元の人の話では、30年来とのことで、百花繚乱という言葉がふさわしいほどの見事さで、ちょうど5月の第2週から3週にかけての頃でした。

井上靖『比良のシャクナゲ』

井上靖『比良のシャクナゲ』 井上靖の作品に『比良のシャクナゲ』という短編小説があります。
登山ブームの引き金になった『氷壁』より以前に書かれていますが、登山の場面はまったく出てきません。
琵琶湖や比良山の描写があり、「比良のシャクナゲ」の写真が作品のモチーフになっています。
後年、湖北の十一面観音をこよなく愛した作者の最初期の作品に、滋賀ゆかりのものが書かれていたことは、何か符合するものを感じさせます。

滋賀県の県花、シャクナゲ

滋賀県の県花、シャクナゲ

シャクナゲは滋賀県の県花です。
漢字で表記すると、「石南花」とか「石楠花」と表すそうですが、ツツジ化に属する常緑低木です。 分類学上数種に区別されるそうですが、比良山系に群生するものはホンシャクナゲという種類のもので、鈴鹿山系のものと同じ種類ということです。
『広辞苑』の説明を見ますと、その中に「卯月花」とあります。
ご承知の通り「卯月」とは、卯の花(ウツギ)の月の意で、旧暦四月の別称です。 シャクナゲが月の名の由来ではありませんが、旧暦の4月、ちょうど今の5月頃が花期です。

 

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